\美容看護師による最新脱毛まとめ/

美容皮膚科で働く中での日々の患者様からのリアルなお声や、新人看護師さんの疑問などを、わかりやすくお伝えしていきます(*´∀`*)!!

ターンオーバーとは😌

ターンオーバーとは

肌の代謝の仕組みことです。

肌は約6週間で生まれ変わっているといわれています。

肌荒れや、ニキビ、吹き出物等の肌トラブルは、このターンオーバーが乱れることで起こります。

わかりやすい図がございますのでこちらを参考にしてください。

脱毛とターンオーバーの関係

ターンオーバーが正常に機能することで色素沈着や、肌トラブルが落ち着き、より効果の高いパワーでレーザーを照射することが可能になります😊

ターンオーバーを正常に機能させるためには

まずは保湿!!

しっかりと保湿していただくことが重要です。

肌が乾燥している=バリア機能が低下している ということであるので、その状態でレーザーを照射してしまいますと、火傷のリスクが高くなってしまいます。 また、レーザー照射後は、レーザーの刺激によって通常よりもさらに乾燥しやすくなっているので、念入りに保湿をしてくださいね😉

保湿剤

保湿剤として患者様からの人気が高いのは、やはりヒルドイドですね🤔 皮膚科でも多く処方されていたり、最近ではドラックストアでも同様の成分が使用された商品が購入できるようになっています。 ヒルドイドのオススメな点としては、ローションタイプと軟膏タイプがあるので、全身に使用したい方や、ピンポイントで使用したい方等、用途によって使い分けられたり、保湿作用だけでなく、血行促進作用や抗炎症作用もあるので肌荒れしている肌に使用することで症状を落ち着かせてくれることが挙げられます。乾燥によるクマやシワにも効果がありますので、お顔用に購入されている方もいらっしゃいます。 値段も1000円前後でお買い求めやすいので、迷っていた方は一度試してみてください😌

保湿が十分にできていれば、通常ターンオーバーはスムーズに行われていきますが、シミや色素沈着など気になるトラブルのある方は、更に、ピーリング作用のあるケア商品を使用してみてください!

スキンピールバー

一つ前の記事でも少し触れていますが、私の一押しピーリング商品は、サンソリットのスキンピールバーです。 www.sunsorit.co.jp

こちらの商品は、角質ケア成分”AHA”を配合したピーリング石鹸です。ピーリングケアというと、いつものスキンケアにプラスでやらなきゃいけないのかなと思いがちですが、こちらは石鹸そのものにピーリング成分が含まれているので、”洗う”ことと”ピーリングケア”が同時にできてしまいます。とっても楽です😉 手の届きにくい背中などのケアもできちゃいますよ! 種類がいくつかありますので実際に私が使用した感想とともにご紹介します。

AHA マイルド AHA ティートゥリー ハイドロキノール
有効成分 AHA 0.6% AHA 1.0% AHA 1.0%、ティートゥリー AHA、ハイドロキノン
使用感 肌に優しく角質ケア しっかり角質ケア 洗いあがりさっぱり 明らかなトーンアップ
おすすめ 敏感肌、アトピー 普通肌脂性肌 脂性肌、ニキビ肌 くすみ肌

角質ケア成分の濃度が高いほど乾燥しやすいので、使用後はしっかりと保湿してくださいね!!

まとめ

しっかりと脱毛の効果を得るために、そして、せっかくの脱毛でお肌トラブルが起きてしまわないように、日頃からターンオーバーを意識したケアを行い、健康なお肌を保ちましょう😊

最後まで読んでいただいてありがとうございました(^^) ご参考になれば幸いです!

レーザー照射可能なお肌状態とは😲

クリニックに来院される患者様の中には様々なお肌悩みを抱えた方もいらっしゃいます。アトピー肌であったり、ニキビがあったり、シミがあったり、日焼けしてしまっていたり、、、わたしの肌ってしっかり照射できるのかなと不安になる患者様の声も多く聞かれます。せっかく綺麗になりたくて脱毛に通っているのに、レーザーを当てたことでお肌状態が悪化してしまったなんてことが起こったら悲しいですよね😢そこで、患者様からよくご相談を受けるお肌状態と、レーザー照射の可否についてお話していきます!

ホクロ

ホクロはメラニンの塊なのでレーザーを当てることで反応し、火傷してしまう可能性が非常に高くなります。火傷してしまった場合、水膨れになったあとにかさぶたになり剥がれ落ちて、欠けたり、無くなってしまったり、白抜けになってしまうこともあります。薄いものや小さいものはレーザーに反応する可能性が低いので看護師の判断で照射できる場合もありますが、濃いもの、大きいものは照射不可です。

シミ

シミもホクロと同様、メラニンが含まれているためレーザーに反応して火傷してしまう可能性が非常に高いです。しかしこちらも色味次第では照射できる可能性があります。照射する場合に知っていてほしいのは、火傷のリスクがあることに加えて、一時的にシミが濃くみえる可能性があるということです。一時的に濃くみえるメカニズムについてはこちらを参考にしてください!一時的とはいえ、顔など目立つ場所であると気になる方も多いと思うので、それでも照射したい!!という方は照射後にしっかりと保湿をしたり、お肌状態が落ち着いてきたらピーリング作用のあるケア商品を使ってターンオーバーを促すことで、色味も綺麗になりますよ!

ケロイド

以前に手術をした傷跡、あるいは転んでしまったところがケロイドになってしまうことがあります。膝にケロイドがある方も多いのではないでしょうか。ケロイドは膨らみが強かったり、色味が濃い場合には機械の性質上安全に照射できなかったり、色味にレーザーが反応してしまう可能性があるため照射不可です。しかしこちらも色味が薄かったり小さいものは、一時的に赤みがでたり、皮膚が薄くなっているため痛みを感じやすかったりしますが照射できるものもありますよ! ちなみに私は幼少期に転んだときにできた膝のケロイドがありますが、白いものであるので照射しています😉痛みは他の肌に比べると少しありますが、一瞬なので大丈夫だと思いますよ!!

蒙古斑

生まれつきの痣ですね!こちらも色味のしっかりしているものや大きいものは火傷のリスクが高いので照射不可ですが、薄いものや小さいものでしたら照射可能です。

ニキビ

今の時期ですと、マスクの蒸れやこすれ等の刺激でニキビが増えてしまったという方も多いのではないでしょうか。ニキビは炎症が強いものでなければ照射可能ですが、炎症が悪化してしまったり、治りが遅くなってしまう可能性があります。不安でしたら、症状がよくなってから照射する、あるいはパワーをいつもより優しくしてもらうことをおすすめします。また、ニキビ治療のために皮膚科で処方された薬を使用している方は、ピーリング作用のある薬の場合、レーザー照射後の肌トラブルが強く出てしまう可能性があるので、使用期間を空けていただく必要があります。詳しい期間についてはクリニックごとに異なるのでお通いのクリニックに確認してみてください。

アトピー

アトピーも炎症の強いものでなければ照射可能です。アトピーの範囲が広がるといったことはありませんが、今出ている症状が悪化してしまい治りが遅くなってしまう可能性はありますので、症状の出ている部位や範囲によって照射するか考える必要があるかと思います。

毛孔性苔癬

二の腕や背中の毛穴に沿って出現する赤みのことです。こちらに写真もありますのでご参照ください。医療脱毛では毛孔性苔癬も照射可能です。

日焼け

これからの時期、紫外線も強くなり、日焼けしやすくなりますね。日焼けとは、肌が軽く火傷している状態なので、照射をすることによって重ねて刺激してしまうことになり、火傷のリスクが非常に高くなります。そのため照射不可です。日焼けの色味を落ち着かせるには、肌のターンオーバーを促す必要があります。人によって個人差はありますが、日焼けの炎症が強いうちは、保湿を促し、赤みが落ち着いてきた段階で美白ケアとして、ピーリング作用のある商品や、ルミキシルHQクリーム等の使用がおすすめです。しっかりと美白ケアをした上で、日焼けした日より、2-3カ月は空けて色味の境がわからなくなるくらいになってから予約を取ることで、安全に照射できる可能性が高くなります。色素が残りやすい人は、手間にはなってしまいますが一度、看護師に色味を見てもらうと安心ですね。

まとめ

肌トラブルがあるからと医療脱毛を諦めずに、しっかりと知識を知っておくことで安全に照射できるので参考にしてみてください!!

最後まで読んでいただいてありがとうございました(^^) ご参考になれば幸いです!

毛周期とは?🤔

脱毛に一度でも行かれた方なら必ず耳にする言葉”毛周期”についてお話したいと思います。

毛周期とは

毛が生えてから抜け落ちるまでのサイクルのことであり、成長期、退行期、休止期で構成されています。

成長期 退行期 休止期
メラニン色素多い メラニン色素少ない メラニン色素なし
脱毛効果あり 脱毛効果ややあり 脱毛効果なし
全体の2割

上記表からわかるように、一度の照射で脱毛効果があるのは全体の2割程度となります。 毛周期は、一本一本異なります。また、毛周期のサイクルも部位ごと異なり、短い部位で1−2ヶ月、長い部位で1−2年と大きく差が出ています。

脱毛期間

脱毛の広告等で、”5回で完了”といったワードを目にする機会があるかもしれませんが、これは、成長期の毛が2割であると仮定し、単純に20%✕5回=100%としたものです。しかし、先程もお伝えしたように、成長期の毛であるかどうか見極めることは困難であり、毛周期がずれてしまうと脱毛の効果はないので、なかなか完了しないといったことが起こります。 これをできる限り防ぐには、短いスパンで通いたい気持ちを抑え、しっかりと期間をあけて照射することがおすすめです。具体的な照射期間については、クリニックごとに異なりますが、私は2−3ヶ月あけて照射するとちょうどいいかなと思います。

毛周期に関しての患者様からの質問👼


    • 照射を続けていたら埋もれ毛になってしまったんだけど効果あるの?
    • はい!成長期の毛であれば埋もれ毛であってもしっかり効果があります!!
    • 二の腕やお腹の産毛が太くなってしまったんだけどどうしたらいいの。
    • レーザーの刺激によって、産毛が一時的に太く、しっかりとしてしまうこともありますが(硬毛化)、こちらも成長期の毛であれば、照射を重ねることでしっかり脱毛できます😊

まとめ

脱毛の効果を十分に得るために重要なこととしては、

・毛抜きを使用しない→毛周期が乱れてしまう

・日焼けをしない→火傷のリスクが高くなりパワーをあげることができない/照射不可

・保湿をする→乾燥している肌はバリア機能が壊れていて火傷しやすい

以上を実践していただくことで脱毛の効果を最大限に実感することができると思います。 日焼けに関しましては、合わせて美白ケアも行っていただくとより高いパワーで照射を続けることができるので後日おすすめの美白ケアについてもお伝えしますね!

照射した毛はすぐに無くなるのではなく、約2−3週間ほどで抜け落ちてくるので楽しみに 見守ってくださいね😊

最後まで読んでいただいてありがとうございました(^^)

ご参考になれば幸いです!

脱毛機械3種類のメリット・デメリット😉

様々なクリニックで使われているシェア数の多い脱毛機械3種類についてメリット・デメリットを実際に使用した感想とともにお伝えしていきます(^^)

医療脱毛の仕組み

まずは医療脱毛の仕組みから😉

医療脱毛とは、医療レーザー脱毛といって、毛を生やす”もと”となる細胞(毛乳頭)をレーザーで破壊します。破壊された細胞から毛が作られることは二度とないので、永久的に脱毛することが可能です。一方、エステサロンでの脱毛は光脱毛といわれ、毛を生やすもとにダメージを与えることで、発毛の能力を低下させますが、破壊することまではできないため、時間が経つとまた毛が生えてくることになります。

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医療脱毛のデメリット

医療脱毛のデメリットとしては、

料金が高額

・痛みが強い

この2点を挙げられる患者様が多くいらっしゃいますが、

医療脱毛はレーザーで確実に細胞を破壊するため、少ない回数で永久的に脱毛をすることができ、脱毛完了までのトータルで考えると、エステよりもお得になるかと思います(^^)患者様のお肌状態や毛量の違いもございますが、私が見てきた感覚からすると、自己処理が楽になる程度でしたら4−5回、産毛まで全て無くしたいという患者様で10−15回程度通院していただければご満足いただけるのではないかと思います。

痛みに関しましては、通院されている患者様に伺うと「思っていたよりも痛くなかった」とおっしゃってくださる方がほとんどで、痛みが辛くて通院できなくなってしまったという患者様は今まで働いてきた中で一人もいらっしゃらないので、そこまで不安に思わなくても大丈夫なのかなと思います(^^)

そういわれても怖いです、、という方もいらっしゃるかと思いますが、吸入タイプの全身麻酔や塗るタイプの部分麻酔が使用できるクリニックもあるので、不安な方はぜひ、初回だけでも使用してみてください。VIOや脇は毛質がしっかりしている分、どうしても痛みを感じやすい部位になるので、部分的に使用してみるのもおすすめです。

医療脱毛のメリット

医療脱毛に通ってくださっている患者様がメリットとして挙げてくださることとしては、”永久的に脱毛できること”以外に、担当スタッフが全員看護師であることや、医師が常駐しているので肌トラブルが起きてしまったときも安心😊というお声がありました。肌状態によって薬を処方したり、ドクターズコスメの購入もできるのでアフターケアの充実度も安心感に繋がっているのかなと思います。

脱毛機械

それでは早速、脱毛機械の紹介をしていきたいと思います。

ライトシェアデュエット

使用レーザー:ダイオードレーザー

照射方法:HS−吸引しながら照射

     ET−ジェルを塗布し冷却チップで肌を冷やしながら照射※

照射後:炎症止めのステロイド塗布

※HS/ETはレーザーを出す機器のことで、HSは全身に使用、ETは顔やVIO等細かい部位に使用します😉

メリット

・吸引タイプの機械で、照射部位の皮膚を伸ばしながらレーザー照射するため、痛みは優しく、ほんのり温かさを感じる程度。

・VIOや手甲指、足甲指は照射面の小さいETを使用するため細かい部分まで確実に照射できる。

・部位ごとに細かくパワーの調整ができる。

・顔にも使用可能。

デメリット

・照射時間が長い。(全身VIO込 120分、顔 60分)

・皮膚を吸引しながら照射するため、痩せている方は吸引がかからないことあり。  

 

スプレンダーX

 使用レーザー:アレキサンドレーザー、YAGレーザー

照射方法:冷却エアーと冷却プレートで皮膚を冷やしながら照射

照射後:炎症止めのステロイド塗布

メリット

・照射面が広いため、照射時間が短い。(全身VIO込 60分) 

・2種類のレーザーで同時に照射するため、様々な深さの毛に効果あり。

・痛みが辛い場合は冷却エアーのパワーをアップすることで痛みを和らげることができる。

・皮膚の上をスライドさせていく照射方法のため体型に関わらずスムーズに照射可能。

デメリット

・3種類の機械の中では比較的痛みが出やすい。

・部位ごとの細かいパワー調節ができない。

・顔への使用はできない。

 

ソプラノチタニウム

使用レーザー:アレキサンドレーザー、ダイオードレーザー、YAGレーザー

照射方法:ジェルを塗布し、その上をくるくると円を描くように滑らせていく

照射後:照射時に使用するジェルに保湿・抗炎症作用が含まれているため薬の塗布不要

メリット

・照射面が広いため照射時間が短い。(全身VIO込 60分、顔 30分)

・3種類のレーザーで同時に照射するため、様々な深さの毛に効果あり。

・蓄熱式の照射方法であり、徐々に毛のもとに熱を加えていくため、痛みが出にくく、温かさを感じる程度。

・冷却プレートも非常に大きいため、デリケートゾーン等の痛みが出やすい部位でも3種類の機械の中では最も痛みを感じにくい。 

・くるくると同じ部位を何度も照射していくため、照射漏れが少ない。

・顔にも使用可能。

デメリット

・同じ部位に何度も機械を滑らせていくため、痩せていて骨の出ている方は痛みを感じやすい。

・部位ごとの細かいパワーの調節ができない。

・全身にジェルを使用するため、ジェルの冷たさが辛いことあり。

 

以上、患者様のご意見、私の実体験も踏まえてメリット・デメリットを紹介させていただきました😊

まとめ

せっかくお金をかけて脱毛を始めるなら、少しだけ薄くする程度でいいんです🥺という方以外は断然医療脱毛がおすすめです!やり始めると、やっぱり綺麗に全部なくしたい!!って思いますもん🥺🥺

私も最初は医療脱毛に対して、痛いんだろうなってイメージがありましたが、痛みが強かったらパワーは調節できますし、なにより、思ったよりも全然大丈夫じゃん!っていうのが素直な感想です😏

機械に関しましては、使用レーザーが1種類のものは、毛に合わせて細かくパワー調節ができますので、機械によって脱毛効果に差が出るといったことはないのですが、それぞれの照射方法や特徴も異なるのでご自身に合うものを選んでいただければよいかと思います!!

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました(^^)

ご参考になれば幸いです!